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コラム・インタビュー

金融商品取引業者水準のセキュリティ・管理態勢で、「安心・安全な仮想通貨取引ができる交換所」を提供したい

株式会社ビットポイントジャパン 代表取締役社長

小田 玄紀 氏 インタビュー

インタビュー 2018年12月25日 投稿

東証二部上場の株式会社リミックスポイントの子会社である、株式会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨交換所「BITPoint(ビットポイント)」は、情報セキュリティ格付で「A(シングルエー)」を取得した高セキュリティな環境をベースに、仮想通貨交換業者では唯一、強力な取引ツール「MetaTrader 4」を提供するなど、独自のサービスを展開しています。今回のインタビューでは代表取締役社長の小田玄紀氏に、自社のサービスやセキュリティ、ICO、仮想通貨の将来について、幅広くお話を伺いました。

株式会社ビットポイントジャパン 代表取締役社長
小田 玄紀 氏

東京大学在学中に起業し、その後に事業を売却、マッキンゼー出身者と共にベンチャーキャピタリストとして多くのベンチャー企業に対して投資を行う。海外の機関投資家との交渉や債券投資なども手掛けており、金融・投資のスペシャリストとして活躍している。
2016年3月、株式会社ビットポイントジャパンを設立、2017年、株式会社リミックスポイント代表取締役社長に就任。(現在、代表取締役会長兼社長CEO)

インベストコア株式会社 代表取締役社長CEO
伊藤 慎佐仁

株式会社三菱銀行(現:株式会社三菱UFJ銀行)で為替資金部などに勤務後、ソフトバンク株式会社の財務部にて大型の資金調達などに従事。SBIホールディングス株式会社の取締役常務執行役員、ヤフーグループのワイジェイFX株式会社の代表取締役社長CEOなどを歴任。2016年には社会的インパクト投資を実践するネクストシフト株式会社を創業。インターネット金融の黎明期から関わり、銀行・証券・保険・住宅ローン・FX・投資助言業など幅広い金融事業に従事してきた。これまで、上場企業2社で代表取締役、上場企業3社で取締役。現在は、社会的インパクト投資やブロックチェーンなどフィンテックに幅広く関わっている。

金融商品取引業者水準のセキュリティ・管理態勢を構築しています

仮想通貨の投資家が交換所を選ぶ際の要素として「安心感」が重視されていると思いますが、その前提となる貴社経営陣のバックグラウンドについて教えてください。

 当社は、ちょうど改正資金決済法が内閣府で閣議決定するというタイミングの2016年3月に仮想通貨交換所BITPoint(ビットポイント)を立ち上げました。親会社のリミックスポイントの事業コンセプトは規制緩和や法律改正が行われる事業領域に対して積極的に事業投資をしていくことであり、まさにリミックスポイントの事業コンセプトにマッチしていました。そして、仮想通貨に可能性を感じ、仮想通貨業界に参入することにしました。

設立当初は仮想通貨というと、不安とか危険なイメージが定着していたので、逆に「安心・安全な仮想通貨取引ができる交換所」をモットーに運営すれば一定の評価が得られると思い、設立以来「安心・安全」にこだわってきました。
「安心・安全」の定義は人によって違うと思いますが、やはり金融商品取引業者水準のセキュリティ・管理態勢を構築していくことだと思い、株式、指数先物オプション、商品先物、FXなどの金融取引システムの開発に経験豊富な人材に参画いただきました。これまで存在する金融商品取引業者水準のセキュリティを確保したシステムを構築しています。
実際に当社も攻撃を何度か受けたことがありますが、これまでにハッキングなどの被害は起きておらず、また、長時間に及ぶ取引停止などの大きな障害も発生していません。

システムは御社のスクラッチ開発なんですか?

はい、自社で開発しています。

小田社長の経歴について教えてください。

私は大学在籍中に会社を立ち上げ、会社の売却した資金を元にマッキンゼー出身者らと共に投資活動を始めました。起業家の事業立上げ・経営支援を行ってきました。特に証券とか金融に詳しいわけではないんです。もちろん様々な金融商品は勉強していて、その中でインベスターとして、「仮想通貨(Cryptocurrency(クリプトカレンシー))」というものにとても可能性があるという観点は持っていましたが、実際に運営する側としては、初めての試みです。
親会社のリミックスポイントでは、エネルギー関連事業として電力事業を行っていますが、経済産業省管轄になるので、官公庁への対応や、役所の考え方の理解については比較的経験があります。

規制が変更や緩和された事業に参入していく戦略には、どういった理由があるのですか?

新しい分野の業界では、参入してくる企業全員が挑戦者という感じで参加できると思っています。大企業でも中小企業でも関係なく、明確に指定されたマーケットで事業を行えば十分参入できる可能性がある、というところが理由です。

基準をクリアする仮想通貨であれば、取り扱いを増やしていきたい

BITPoint(ビットポイント)で取り扱いのある仮想通貨は2018年11月現在で5銘柄ですが、今後は増やしていきますか?

一定の流動性、時価総額、匿名性といったものをクリアする仮想通貨であれば、基本的には扱っていきたいと思っています。

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BITPOINT

BITPoint(ビットポイント)のリスク管理とセキュリティ態勢

現在のレバレッジ取引がビットコインのみである理由は、やはり流動性によるものですか?

流動性と、現物を確実に提供できるかです。あとはディーリング対象としての見極めを行っていかないといけないと思っています。意外と仮想通貨交換所は、簡単に儲かると思われているんですが、それは違っていて、実は結構大変なんです(笑)
当社は証券会社やFX会社の出身者が大半なんですが、証券会社より大変だと皆が言っています。
マーケットも成熟していませんし、ただ単純に銘柄を増やすというわけにはいかず、裏側で専用のウォレットを構築したり、適切なディーリングを行う必要があるなど、結構大変です。そういう観点でいうと、レバレッジ対応をすればその分出来高が増えるので、盤石なヘッジ体制を作ることが必要となりますね。

リスク管理態勢を最初からしっかり組んでいらっしゃいますね。交換所の中には、そこまでされていないところも多いと思います。

そうですね。もともとこの業界はネットベンチャーの感覚だと思います。それはマーケットを大きくするという意味では良かったんですが、金融庁の管轄となってからは、金融機関の感覚を持って取り組むべきだと思っています。

素晴らしいですね。金融事業のご経験がないというお話がありましたが、金融商品取引業者水準の感覚を掴んできちんと態勢を整えられたのは、小田社長の直感からなんですか?

様々な事業を行った経験からの、感覚的なところもあると思いますね。

ホットウォレットでもコールドウォレットでもない、独自ウォレット管理手法
「ウォームウォレット」

BITPoint(ビットポイント)は、システム管理態勢やセキュリティ管理態勢がしっかりされていると理解していますが、その他に特徴としてされていることはありますか?

 一番大事なことは、サーバーの管理態勢に尽きると思います。ホットウォレット、コールドウォレットやシングルシグ、マルチシグといった言葉が話題となりました。例えばシングルシグよりマルチシグの方が安全だと言われますが、これに関しても安全な面とそうでない面があると考えます。

 たとえば、「マルチシグには複数の秘密鍵がありますが、同じ金庫の中に鍵を入れてしまっている。」この状態では、サーバーがハッキングされると結局全部盗まれてしまいます。ホットウォレットに関していうと、マルチシグにするのであればサーバーの構成を物理的に最低2つ、できれば3つ以上に分けて管理する必要があります。秘密鍵を1つのサーバーで管理するのではまったくマルチシグとは言えません。コールドウォレットの場合は金庫を3つ以上設けなければなりません。ですが金庫の数が増えるとそれだけ、金庫がどこにあるのか把握しやすくなるという問題も出てきます。
あまり多くはお話できませんが、当社ではサーバー自体に関しても、入口対策と出口対策、内部対策といわゆる侵入された際に対応する色々な方法も含めて講じています。

それでも不安があるので、当社は独自に「ウォームウォレット」を開発しました。簡単に言うと、ある特殊な方法で秘密キーの内容を変更し、当社の専用回線を通じることで初めて秘密キーが生成される仕組みです。秘密キーが流出した場合でも、基本的に全く使うことができない設計になっています。
また、いくらシステムの安全性が高いとは言っても、完全に依存するのではなく、常に人的監視をすることは大切だと思っています。何かあれば、すぐにアラートを出すことができるような体制を取っています。

素晴らしいですね。アラートはリアルタイムということですが、それが出た場合の対応はどうなっているんですか?

アラートレベルによって段階分けをしています。
レベル次第では私にも連絡が来ますが、幸い私はまだ一回も受けたことはありません(笑)

なるほど。小田社長に頻繁に連絡があったら寝られないですね(笑)
しかし、この1年で残念ながら色々な事件が起こりましたが、心配事もかなり多かったですか?

やはり成長過程の仮想通貨業界ですからね。事件があった際は他人事ではありませんでした。「当社がもし・・・」と考えてしまうこともありました。でも、自社に置き換えて考える事が大事だと思っています。だからこそより強く「安心・安全な仮想通貨取引ができる交換所」を運営しなければと思っているので、当社も勉強させていただきました。

事件があったことによって、どんどん安全性が強化されている、ということですか?

当社は設立当初より安全性の強化を一番に考え積極的に取り組んできました。たとえば、第三者テストとして、いわゆるホワイトハッカーにハッキングを依頼し、当社の交換所の問題を確認することも行っています。
客観的指標としては、外部機関の審査を受け、情報セキュリティ格付けについて「A(シングルエー)」を取得しました。情報セキュリティ格付けのランキングは大きく7つにカテゴリーされ、最も高水準である「AAA」は防衛関連や重要インフラ等に求められるセキュリティ格付けとなります。金融・証券セキュリティ水準は概ね「A」以上の格付けとされているので、初めての取り組みで「A(シングルエー)」を取れたのは大きいと思っています。

後編はこちら >

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