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コラム・インタビュー

ヤフーグループの出資で注目を集める仮想通貨取引所、「TAOTAO」とは?

TaoTao株式会社 代表取締役

荒川 佳一朗 氏  インタビュー

インタビュー 2019年7月31日 投稿

ヤフーグループの関連会社であるTaoTao株式会社。資本的なバックアップだけでなく、強固なセキュリティを整えることで、いち早く金融庁から仮想通貨交換業者としての許可を得て事業をスタート。今回は代表取締役の荒川佳一朗氏に、仮想通貨取引所「TAOTAO」の特色や今後の展開などについてお話を伺いました。その内容を全2回でご紹介します。

TaoTao株式会社 代表取締役 荒川 佳一朗 氏

慶應義塾大学卒業後、2002年ソニー株式会社に入社。2006年にヤフー株式会社へ入社し、ソニー生命保険株式会社へ転職したのち、再びヤフー株式会社へ入社。2017年にワイジェイFX株式会社代表取締役社長に就任。2019年3月にTaoTao株式会社の代表取締役に就任。

インベストコア株式会社 代表取締役社長CEO
伊藤 慎佐仁

株式会社三菱銀行(現:株式会社三菱UFJ銀行)で為替資金部などに勤務後、ソフトバンク株式会社の財務部にて大型の資金調達などに従事。SBIホールディングス株式会社の取締役常務執行役員、ヤフーグループのワイジェイFX株式会社の代表取締役社長CEOなどを歴任。2016年には社会的インパクト投資を実践するネクストシフト株式会社を創業。インターネット金融の黎明期から関わり、銀行・証券・保険・住宅ローン・FX・投資助言業など幅広い金融事業に従事してきた。これまで、上場企業2社で代表取締役、上場企業3社で取締役。現在は、社会的インパクト投資やブロックチェーンなどフィンテックに幅広く関わっている。

シンプルな設計のアプリでユーザーから高い評価を得る

(伊藤)本日はよろしくお願いいたします。皆さんTaoTaoさんの動向が気になっているところなので、色々とお話をお伺いできればと思います。早速ですが、サービスを開始されてから二ヶ月程度経過しましたが、登録状況などはいかがでしょうか?

(荒川)思っていた以上にご好評を頂いて、口座開設登録は順調と言っていいと思います。実際にサービスインしてからも比較的順調です。予想を上回る数のお客様に口座を作っていただけています。

(伊藤)なるほど。良いタイミングで相場も戻ってきましたしね。どういうルートで口座開設のお客様は入ってきていますか?

(荒川)「ヤフーグループが仮想通貨事業に参入する」と告知したところの影響が強いですね。もうひとつは、アプリの出来が良いという評価をいただいていて、多くの方にインストールしていただいていることが多いです。

(伊藤)具体的にアプリのどんなところの評判が良いのでしょうか?

(荒川)すごくシンプルな作りにしている所ですね。なるべく余計な機能などをつけずに作っています。表示する言葉もあまり専門的な用語を使わずに、直感的に分かってもらえるような言葉にしています。本当に知らない人でも始められるようにと思って設計していますので。

(伊藤)現在、会社のメンバーは何名ぐらいですか?

(荒川)社員は約35名です。元々ヤフーグループが出資させて頂いた時の人数が7〜8人でした。事業開始に向けてワイジェイFXから転籍してきた人やヤフーグループからの出向で増えたメンバーが多く、加えて自社の採用という形でやってきています。ITの人、金融の人、そしてコンプライアンス関係はベテランの人など、本当に多様なメンバー構成です。

(伊藤)少しサービスの話に戻ります。サービス開発についてはどういった方針で進められているのでしょうか。やはり競合他社のサービスとの差別化を意識されますか?

(荒川)FXの話になるかもしれないですが、お客様に提供する経済条件っていうのは他社に引けを取ってはいけないと思っているので、ある種競争というか、頑張って他社にサービス内容でついていくというところは意識してます。差別化というよりは、他社さんがやっていることを私たちも確実にやらせてもらうことが、結果的に、安全で安心なサービスにつながっていくと考えています。

グループ内での連携も視野に

(伊藤)例えばFXだと、一番の差別化要因は通貨のプライスのスプレッドだったと思いますが、暗号資産の場合というのは何が一番の競争要因なんでしょうか?

(荒川)取り扱う通貨の種類というのは大きいですね。今のところ、当社はメジャーな5種類だけをラインアップしているのですが、今後はお客様の要望も徐々に入れつつ、順次増やしていきたいと思います。スプレッドはもちろん重視されますけど、やはりボラティリティがあるので、FXほど敏感には意識されていない気がします。

(伊藤)取引についてですが、現物取引よりレバレッジ取引のほうがやはり多いのでしょうか?

(荒川)圧倒的にレバレッジが多いですね。これは想定通りです。しかしながら、販売所と言われる事業モデルが、あとどれくらい寿命があるのかなと正直思っているところはあります。ツーウェイのプライスを出している、FX式のモデルは海外で見るとやっぱり少ないんですよね。本当の意味で価格形成とか、価格発見機能があるとされる取引所のモデルの方が、投資家の方からすると意義があるし、ある種フェアだと思うので、当社もそこはいずれ考えていきたいなと思っています。

(伊藤)なるほど。サービス内容での差異はそこまで作れないとすると、ヤフーやソフトバンクとの将来的な連携などは意識していますか?TaoTaoという社名はPayPayと似ていると言われていますが、その辺りの提携などはありえるんでしょうか?

(荒川)長い目で見て、一緒にやりたいという意志はこちらには当然あります。まだ具体的な計画はないんですが、今後この暗号資産と呼ばれるものが文字通り『通貨』という方向に進むと決済は絡んでくるので、意識はもちろんしています。
グループとしてソフトバンクもあるし、当然ヤフーもあるので、決済領域での事業展開は当然の発想として考えておくべきだと考えています。伸びしろが大きいですし、仮想通貨(暗号資産)で今あるものを代替できる可能性があるというのはみんなが想像していることだと思います。
ソフトバンクとヤフーと、お客様を合わせたらものすごい数になるので、そこで行き交っている決済の流通総額は相当大きくなります。そこを自社のブロックチェーンのインフラでさばくというのは一つ夢ですよね。

(第2回へ続く)

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