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コラム・インタビュー

国内を代表する企業とともに、強固なセキュリティをもってスタートした「ディーカレット」の将来像

株式会社ディーカレット CTO テクノロジーグループヘッド

白石 陽介 氏  インタビュー

インタビュー 2019年10月25日 投稿

デジタル通貨のプラットフォームの構築を目指す株式会社ディーカレット。通信大手、メガバンクなど国内を代表する企業がパートナーになっていることもあり、非常に話題になっている会社です。今回は株式会社ディーカレットのCTO 白石 陽介氏に、サービスの特色や今後の展望などについてお話を伺いました。その内容を全2回でご紹介します。

株式会社ディーカレット CTO テクノロジーグループヘッド 白石 陽介 氏

2005年インターネットイニシアティブ(IIJ)入社。エンジニアとして様々な大規模案件を手掛けた後、2010年SBIグループへ出向。外国株式及びデリバティブシステム刷新を担当。2012年ヤフー株式会社入社。Y!mobile、Yahoo!マネー等の立ち上げを経て、決済プロダクトの統括責任者に就任。PayPayを立ち上げる。2019年より株式会社ディーカレットにCTOとして参画。

インベストコア株式会社 代表取締役社長CEO
伊藤 慎佐仁

株式会社三菱銀行(現:株式会社三菱UFJ銀行)で為替資金部などに勤務後、ソフトバンク株式会社の財務部にて大型の資金調達などに従事。SBIホールディングス株式会社の取締役常務執行役員、ヤフーグループのワイジェイFX株式会社の代表取締役社長CEOなどを歴任。2016年には社会的インパクト投資を実践するネクストシフト株式会社を創業。インターネット金融の黎明期から関わり、銀行・証券・保険・住宅ローン・FX・投資助言業など幅広い金融事業に従事してきた。これまで、上場企業2社で代表取締役、上場企業3社で取締役。現在は、社会的インパクト投資やブロックチェーンなどフィンテックに幅広く関わっている。

メディアへの露出やキャンペーンで好調なすべり出し

(伊藤)本日は色々とお話聞かせていただこうと思っていますので、よろしくお願いいたします。早速ですが、サービスを開始して半年が経過しましたが、状況はいかがでしょうか?

(白石)こちらこそよろしくお願いします。開業当初は現物取引のみでしたが、8月下旬にレバレッジ取引もリリースし、おかげさまでユーザー数は順調に伸びています。仮想通貨(暗号資産)取引に対して興味を持っていただいているお客様が一定数いるということを改めて実感しているところです。

(伊藤)では、トレンドとしては見込み通り順調にきているという事ですか?

(白石)そうですね。開業当初に多くのメディアに取り上げていただいたこともあって、口座開設の受付を開始してからは初期需要のようなものがありました。その後、一旦落ち着きだした頃にマーケットが戻ってきたので、また拡張している感じです。それはすごく良かったです。

(伊藤)メディアの露出でユーザー獲得できているという感じですか?あるいは広告でしょうか?

(白石)メディアの露出と、TwitterなどのSNS、最初のキャンペーンが良かったですね。仮想通貨交換業登録後に事業発表会を開催したのですが、2018年に起きた仮想通貨(暗号資産)の流出事件以来、初の新規登録業者ということで、かなり盛り上がりがありました。その記事が拡散されたことや、開業記念キャンペーンも実施したことで、多くのユーザーの方に事前登録をしていただきました。

(伊藤)あの時点で(日本仮想通貨交換業協会)第二種会員が5社くらい居たと思うんですけど、その中で一番最初に開業とのことですよね。一方で撤退する会員も出てきたりということで、マーケットという意味では、仮想通貨(暗号資産)の相場自体がかなり冷え込んだ時期でもあったと思うんですが、他社のように撤退するかしないか、というような議論は特になかったんですか?

(白石)撤退するというのは会社を無くすというのと同義なので、そのオプションはなかったと思います。もう一つは、事業発表会でも申し上げたことですが、弊社の場合は投機手段の一つとして収益をあげていくだけではありません。「マーケットの冷え」はある意味ここ一年程度のスパンだと思います。5年後10年後もずっとマーケットが冷えてくかどうかというのは分からないので、そういう意味では、中長期で見たときにあまり重要ではないと考えていました。

レバレッジ取引もスタート

(伊藤)8月にレバレッジ取引も開始されました。

(白石)日本仮想通貨交換業協会のガイドラインは4倍且つ維持率100%推奨ですので、それに則っています。

(伊藤)ちょうどマーケットも動き出したタイミングということもあって、レバレッジ規制が入ったからボリュームが減ったということもなく、むしろ適用され始めてから割と安定的に動いている感じもしていて、流動性が出てくるという意味では良かったのかもしれないですね。

(白石)そうですね。
一顧客あたりのレバレッジや維持率みたいなものは、今くらいの堅めの水準が良いと思います。そもそも一昔前の仮想通貨界隈は、どちらかというと在庫確保ができなくて約定がつけられない、ということの方が多かったと思います。そういう意味では、FXで成立しているようなことを仮想通貨(暗号資産)でもやっていかないとね、という雰囲気が出てきたのではないでしょうか。

(伊藤)今は、業者間のカバー取引みたいな、そういうアグリゲーション的なことってあるんでしょうか。

(白石)いわゆるリクイディティプロバイダのような人たちは居ないですね。海外だと超大手の取引所がすごく大きな流動性を持っていたりしますが。

三線を作り込むため想定を大きく上回る人員を採用

(伊藤)今回久しぶりの新規ということで、結構その間審査のハードルもかなり上がったと思うのですが、事業参入を当初計画した時と比べてかなり負担が重くなったなどはありますか?

(白石)現在の社員数は、会社設立当初の想定よりも、多くなっています。

(伊藤)一時、資産残高に対して会社の必要人数が決まるというような議論もあったと思うんですけど、実際そうなんですか?

(白石)現在は、資産残高に対して必要人数が決まっているということではありません。ただ、弊社に限らず、要件を満たすために必要な人数は確実に多くなっています。例えば、内部監査部門やコンプライアンス部門など、いわゆる金融でいう三線といわれる体制をきちんと作らないといけない。システムでいうと、開発チームと運用チームに分けないといけない、というようなことを様々なセクションで対応しなくてはならないため、それなりの人数が必要になってきます。

(伊藤)システムは自社開発なんですか?そもそもIIJさん自身がFXのシステムを作られてたので、そこの知見はあるわけですよね。

(白石)内製と外注の両方ですね。もちろんIIJのFXシステムをベースにしています。ディーリングパッケージの部分はIIJのRaptor(ラプター)システムを使っています。

(伊藤)なるほど。全事業者さん見ても、企業のバックグラウンドから考えると、取引所のシステムのバックの安定性って、一番期待してしまいますよね。

安定したセキュリティ体制

(伊藤)セキュリティやシステムについて、少し他社と違ってアピールできそうなことがあれば教えてください。

(白石)セキュリティの部分でいうと、様々な観点で対策を施しています。具体的には、外部からの攻撃などに対する体制づくり、内部漏洩対策、通貨の特性やブロックチェーンの特性のセキュリティの観点での対策というものがあります。
外部からの攻撃などに対する体制づくりに関してですが、IIJはセキュリティサービスを色々な企業に提供しているので、十分なナレッジとスキルがあります。IIJにはセキュリティサービスを開発して運用している部隊がいるので、そこは強みだと思っています。
内部漏洩対策の体制に関しては、ガバナンスやコンプライアンス部門などの部隊の人員は、ほとんど金融機関経験者です。
仮想通貨(暗号資産)というよりは、既存の金融機関と同等レベルのガバナンス体制・セキュリティ体制をとっているので、堅くできているのではないかと思っています。

(伊藤)そのセキュリティを強化していく上で、技術的な特徴みたいなものはあるんですか?

(白石)プロトコルレベルで対応しています。例えばマルチシグといったことはもちろん対応していますし、コールドウォレット部分についても、弊社は完全にオフラインです。

(伊藤)先程仰ったように、元々のところはIIJさんのFXのシステムの経験を活かしながら開発しているというお話でしたが、社内のシステムのチームもかなりIIJさんと連携してやっているということですか?

(白石)IIJと連携して開発していますが、基本的には弊社のプロパーが中心となって業務を行っています。プロパー社員は、金融系SIや金融系の会社のシステム部門出身者などが多いですね。
弊社の社員は、比較的仮想通貨(暗号資産)に興味があったり、技術的にブロックチェーンが面白いなと思っていたりしていて、単純にFXのような投機のシステム開発というのではなく、金融のインフラを作りたい、新しいものをやりたい、というマインドのある人が集まっていますね。

(第2回へ続く)

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